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受託試験,ヒト 臨床試験,サーモグラフィ
   
抗酸化食品の活性酸素消去効果は8-OHdGで確認できます。
抗酸化食品は、活性酸素を消去する機能を有する食品です。活性酸素により、酸化的ストレスのレベルが高くなると生体成分の障害が増加し、老化や疾病を引き起こす原因となります。そこで。抗酸化食品により、どの程度活性酸素が消去され生体内の障害を防いでいるかを確認するために、活性酸素により生育され尿中に排出される物質である8-OHdGが酸化障害のバイオマーカーとして利用することができます。
 
 
【過剰な活性酸素による病気を引き起こす】
体内の抗酸化システムで消去されきれない活性酸素により、酸化ストレスが亢進すると、脂質、蛋白質、酵素、DNAといった体の重要な構成成分が酸化されます。これらの酸化損傷は細胞機能の低下や遺伝子の変異などを引き起こし、結果として老化亢進や疾病につながるものと考えられます。

【体の酸化損傷を測定する重要性】
このため病気を予防し、老化を抑制するためには活性酸素による生体の酸化損傷を抑制することが重要です。酸化ストレスには個人差が大きいため、生体酸化の効果的な抑制には現在の酸化損傷の状態を調べ、生活習慣改善や抗酸化食品摂取の効果を測定することが必要になってきます。

【酸化損傷バイオマーカー“8-OHdG”とは?】
生命の設計図ともいわれる遺伝子DNAも活性酸素によって酸化されます。そのDNA中のでデオキシグアノシンという成分が酸化された結果、8-OHdG(下図)という物質が発生します。遺伝子DNAが修復される過程で8-OHdGは、細胞外に排出され、さらに血液を経て尿中に排泄されます。また8-OHdGは比較的安定な物質で、生体内で代謝や分解されることなく尿中に速やかに排泄されることから、活性酸素による生体酸化を鋭敏に反映する優れたバイオマーカーとされています。

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